昆布やかつお節などの旨味が加わった「だし醤油」は、普通の醤油よりも深い味わいが特徴の便利な調味料です。和食はもちろん、炒め物や煮物など幅広い料理で活躍してくれます。しかし、商品によって味わいや特徴が大きく異なるため、選び方に迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、だし醤油の基礎知識から選び方のポイント、おすすめ商品までを詳しくご紹介します。用途や好みに合った一本が見つかるはずです。
だし醤油の基礎知識と選び方のポイント
だし醤油とは?メリットを解説
だし醤油は、醤油にかつお節や昆布、あごなどのだしを加えた調味料です。以下の3つのメリットがあります:
1. だしをとる手間が省ける
だし醤油は、すでにだしが配合されているため、わざわざだしをとる必要がありません。時短調理に大活躍です。
2. 料理の味が格上げされる
通常の醤油よりも深い旨味があり、料理に使うことで本格的な味わいに仕上がります。
3. 減塩効果が期待できる
だしの旨味で満足感が得られるため、通常の醤油より少ない使用量で済み、結果として減塩につながります。
だし醤油の選び方4つのポイント
だし醤油選びで押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。
1. だしの種類で選ぶ
主なだしの種類と特徴は以下の通りです:
- かつお節:豊かな風味と程よい塩味で万能タイプ
- 昆布:上品な旨味で素材の味を活かせる
- あご(飛魚):上品な甘みとコクが特徴
- 牡蠣:濃厚な旨味で存在感がある
- しいたけ:独特の香りと深い味わい
2. ベースとなる醤油の種類
醤油の種類によって料理との相性が変わります:
- 濃口醤油ベース:万能タイプで使いやすい
- 薄口醤油ベース:色を付けたくない料理に
- 再仕込み醤油ベース:濃厚な味わいを求める方に
3. 塩分濃度
健康面を考慮する場合は、減塩タイプのだし醤油を選びましょう。一般的な醤油より塩分が25~50%カットされている商品が多くあります。
4. 容量と価格
初めて購入する場合は、小容量タイプから試すことをおすすめします。開封後は風味が徐々に落ちていくため、使用頻度に合わせて容量を選びましょう。
だし醤油とめんつゆの違いは?
どちらもだしが入った調味料ですが、大きな違いがあります:
だし醤油の特徴
- 醤油がベースでだしが加えられている
- 塩味と旨味が主体
- そのまま調理に使える
めんつゆの特徴
- だしが主体で醤油が調味料として入っている
- みりんや砂糖が入っており甘みが強い
- 通常は希釈して使用する
【2024年最新】だし醤油おすすめランキング12選
総合ランキングTOP3
1位:鎌田醤油「だし醤油」
創業100年以上の老舗・鎌田醤油が手がける、人気No.1のだし醤油です。
内容量 | 500ml |
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特徴的な原料 | さば節、かつお節、昆布 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
価格 | 1,000円前後 |
特徴ポイント | ・3種のだしの旨味がバランス良く調和 ・万能性が高く様々な料理に使える ・塩分控えめでヘルシー |
本醸造醤油に、厳選したさば節・かつお節・昆布からとった一番だしをブレンド。3種類のだしが絶妙なバランスで調和し、コクのある味わいに仕上がっています。和食はもちろん、パスタや炒め物など洋中華の隠し味としても活躍します。
2位:ヒガシマル「牡蠣だし醤油」
内容量 | 400ml |
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特徴的な原料 | 牡蠣エキス、かつお節、昆布 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
価格 | 400円前後 |
特徴ポイント | ・瀬戸内産牡蠣の旨味が豊か ・フレッシュボトルで鮮度長持ち ・コストパフォーマンスが高い |
瀬戸内産の牡蠣から抽出した濃厚なエキスが特徴的なだし醤油です。牡蠣の旨味に加え、かつお節と昆布のだしも効いており、深みのある味わいを楽しめます。二重構造のフレッシュボトルにより、開封後も90日間風味を保てるのも魅力です。
3位:キッコーマン「いつでも新鮮 旨み広がるだししょうゆ」
内容量 | 330ml |
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特徴的な原料 | 枕崎産かつお本枯節、国産まぐろ節、北海道産真昆布 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
価格 | 600円前後 |
特徴ポイント | ・国産原料にこだわった本格派 ・まろやかな味わい ・使いやすい量と価格 |
国産の厳選素材を使用した、信頼のキッコーマンのだし醤油です。2種類の醤油をブレンドしたベースに、3種の国産だしを合わせることで、深みのある味わいを実現。密封ボトルで保存性も高く、日常使いにぴったりです。
目的別おすすめ商品9選
■かつお風味がお好みの方へ
4位:フンドーキン「あまくておいしい醤油」
内容量 | 720ml |
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特徴的な原料 | かつお節、むろあじ節 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
価格 | 500円前後 |
特徴ポイント | ・かつおの風味が豊か ・甘みと旨味のバランスが絶妙 ・煮物料理に最適 |
九州の醤油メーカーならではの、甘みとかつおの風味が特徴的なだし醤油です。煮物や炊き込みご飯など、じっくり味をしみこませる料理との相性が抜群です。大容量でコスパも良好。
■減塩タイプでヘルシー派の方へ
5位:寺岡有機醸造「だし醤油」
内容量 | 500ml |
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特徴的な原料 | かつお節、羅臼昆布 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
価格 | 1,700円前後 |
特徴ポイント | ・通常比40%減塩 ・有機原料使用 ・化学調味料不使用 |
有機醤油をベースに作られた体にやさしい減塩タイプのだし醤油です。塩分を抑えながらも、羅臼昆布の上品な旨味としっかりとしたかつおの風味で満足感のある味わいを実現しています。
6位:アサムラサキ「かき醤油」
内容量 | 600ml |
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特徴的な原料 | 広島産牡蠣エキス |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
価格 | 800円前後 |
特徴ポイント | ・濃厚な牡蠣の旨味 ・大容量タイプ ・卵かけご飯に最適 |
広島産の新鮮な牡蠣から抽出したエキスを贅沢に使用したプレミアムなだし醤油です。牡蠣の濃厚な旨味と香りが特徴で、卵かけご飯や冷奴など、素材の味を活かした料理との相性が抜群です。
■コスパ重視の方へ
7位:古代柱醤油醸造元「あごだし醤油」
内容量 | 500ml |
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特徴的な原料 | 飛魚(あご)、かつお節、昆布 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
価格 | 700円前後 |
特徴ポイント | ・上品な旨味が特徴 ・麺類との相性抜群 ・価格と品質のバランスが良好 |
九州の伝統的な「あご」(トビウオ)の旨味を存分に引き出したこだわりのだし醤油です。上品でクセのない味わいは、うどんやそばなどの麺類との相性が特に良く、普段使いにもぴったりです。
8位:ヤマサ「北海道昆布しょうゆ」
内容量 | 600ml |
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特徴的な原料 | 北海道産昆布 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
価格 | 500円前後 |
特徴ポイント | ・昆布の上品な旨味 ・塩分9%カット ・手頃な価格 |
北海道産の良質な昆布を使用した、コストパフォーマンスに優れただし醤油です。昆布の上品な旨味が効いており、和食全般に使いやすい味わい。大手メーカーの安心感も魅力です。
■高級志向の方へ
9位:チョーコー醤油「だし入りかけ醤油」
内容量 | 1,000ml |
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特徴的な原料 | 本醸造丸大豆醤油、かつお節、昆布 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
価格 | 1,000円前後 |
特徴ポイント | ・丸大豆醤油使用 ・塩分8%と控えめ ・甘みが控えめな味わい |
本醸造の丸大豆醤油をベースに、かつお節と昆布の風味豊かなだしを合わせたプレミアムなだし醤油です。刺身や冷奴など、素材の味を活かした料理に最適です。
だし醤油のおすすめな使い方・活用シーン
だし醤油おすすめの基本レシピ5選
1. だし巻き卵
だし醤油で作る基本の出し巻き卵のレシピをご紹介します。
【材料(2人分)】
- 卵:3個
- だし醤油:大さじ1
- みりん:小さじ1
- サラダ油:適量
【作り方】
- 卵を溶きほぐし、だし醤油とみりんを加えて混ぜ合わせます
- 卵焼き器を中火で熱し、薄く油をひきます
- 溶き卵を1/3量入れ、半熟状態で手前から巻いていきます
- 巻き終わったら手前に寄せ、残りの卵液を同様に焼いて巻いていきます
2. 煮物
だし醤油があれば、手軽に本格的な煮物が作れます。
3. 炊き込みご飯
4. 冷やし茶漬け
5. 温野菜のだし醤油がけ
正しい保存方法と賞味期限
だし醤油を最後まで美味しく使い切るためのポイントをご紹介します。
保存方法
賞味期限の目安
おわりに:失敗しないだし醤油選びのポイント
だし醤油選びで最も重要なのは、自分の用途に合った商品を選ぶことです。毎日の料理に使うなら万能タイプ、特別な料理に使うなら専門的な味わいのものを。まずは少量サイズから試してみることをおすすめします。
本記事で紹介した商品を参考に、ぜひあなたにぴったりのだし醤油を見つけてください。日々の料理が、より簡単に、より美味しくなることは間違いありません。
※本記事でご紹介している商品の価格は記事作成時点または更新時点での調査に基づいています。市場の状況により、販売価格が変更されている可能性がございます。
ご購入の際は各販売店やメーカーサイトにて最新情報をご確認ください。