麻婆豆腐や回鍋肉など、本格中華料理には欠かせない調味料「豆板醤」。日本の一般家庭でも人気の調味料となっていますが、市販品は種類が豊富で、どれを選べばいいか迷ってしまいます。
そこで今回は、豆板醤のおすすめ商品を、用途別・特徴別に厳選してご紹介します。マイルドな味わいの郫県豆板醤から本格的な辛さの四川豆板醤まで、あなたにぴったりの一品が見つかるはずです。
- 豆板醤とは?初心者向けおすすめの選び方ポイント
- 豆板醤おすすめランキング15選|用途別に厳選紹介
- 豆板醤を使いこなそう!基本の使い方とおすすめレシピ
- よくある疑問・まとめ
豆板醤とは?初心者向けおすすめの選び方ポイント
豆板醤とコチュジャンの違いは?
豆板醤は、そら豆を原料に作られた中国発祥の発酵調味料です。唐辛子や塩などを加えて作られ、ピリッとした辛みと深い旨味が特徴。一方、コチュジャンは韓国発祥の発酵調味料で、もち米麹や大豆、唐辛子を原料としています。
最大の違いは、甘みの有無です。豆板醤は塩味と辛みが主体なのに対し、コチュジャンは甘みと辛みのバランスが特徴。そのため、豆板醤は中華料理全般に、コチュジャンは韓国料理に、それぞれ使い分けるのがおすすめです。
マイルドな郫県豆板醤から激辛まで。辛さレベルで選ぶ
豆板醤を選ぶ際、まず注目したいのが辛さのレベルです。大きく分けて以下の3タイプがあります:
1. 郫県(ピーシェン)豆板醤:中国・四川省の郫県で作られる高級豆板醤。3〜5年の長期熟成により、まろやかな辛さと深いコクが特徴です。色は黒褐色で、「黒豆板醤」とも呼ばれます。
2. 一般的な豆板醤:数ヶ月程度の熟成で、ピリッとした辛みが特徴。日本の一般家庭でよく見かける赤色のタイプです。
3. 激辛タイプ:唐辛子の配合を多くした、より刺激的な辛さを持つタイプ。本格的な四川料理を楽しみたい方におすすめです。
用途で選ぶ!容器タイプ別の特徴
豆板醤の容器タイプは、使用頻度や目的によって選びましょう:
■チューブタイプ
・少量(40〜100g程度)で使い切りやすい
・絞り出せるので手軽に使える
・冷蔵庫で場所を取らない
・初めて豆板醤を使う方や一人暮らしの方におすすめ
■瓶・ボトルタイプ
・容量が多く(200g〜1kg)、コスパが良い
・本格的な商品が多い
・郫県豆板醤など高級品も選べる
・豆板醤をよく使う方や本格的な中華料理を作りたい方におすすめ
豆板醤おすすめランキング15選|用途別に厳選紹介
ここでは、用途別におすすめの豆板醤をご紹介します。チューブタイプ、本格派の郫県豆板醤、大容量タイプと、目的に合わせて選べるよう分類しました。それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
チューブタイプのおすすめ5選
1. S&B 李錦記 豆板醤 85g
世界的に有名な李錦記の味わいを、使いやすいチューブタイプで楽しめる商品です。そら豆と粗めに刻んだ唐辛子を熟成させており、本格的な風味と程よい辛さが特徴です。日本の家庭向けにマイルドに調整されているため、辛いものが苦手な方でも使いやすい一品です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
価格 | 400円前後 |
特徴ポイント | ・手軽に使えるチューブタイプ ・マイルドな辛さで食べやすい ・にんにくの旨みでコクのある味わい |
2. エスビー食品 豆板醤(無着色)300g
化学調味料不使用・無着色にこだわった豆板醤です。長期熟成させた唐辛子にそら豆味噌を加えており、ペースト状で食材になじみやすいのが特徴。300gと使いやすい量で、中華料理全般に重宝します。
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
価格 | 600円前後 |
特徴ポイント | ・無着色で体にやさしい ・ペースト状で使いやすい ・程よい量で保存しやすい |
3. 味の素 CookDo 熟成豆板醤 100g
厳選した原料を使用し、特製豆板麹で熟成発酵させた本格派の豆板醤です。豊かなコクと辛みのバランスが良く、麻婆豆腐や回鍋肉などの定番中華料理に最適です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
価格 | 300円前後 |
特徴ポイント | ・熟成発酵による深い味わい ・酒精以外の添加物不使用 ・コクと辛みのバランスが絶妙 |
4. ユウキ食品 四川豆板醤 チューブ 100g
本場四川の味わいを手軽に楽しめる豆板醤です。唐辛子の風味が強く、本格的な辛さを求める方におすすめ。化学調味料・保存料不使用なのも特徴です。
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
価格 | 300円前後 |
特徴ポイント | ・本格的な四川の辛さ ・無添加へのこだわり ・チューブタイプで使いやすい |
5. キッコーマン 豆板醤 110g×5個
液状タイプの豆板醤で、素材になじみやすいのが特徴です。スープや和え物など、幅広い料理に活用できます。辛さは控えめで、豆板醤初心者の方にもおすすめの一品です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
価格 | 2,800円前後 |
特徴ポイント | ・液状で食材になじみやすい ・マイルドな辛さ ・スープや和え物に最適 |
本格派の郫県豆板醤おすすめ5選
1. 山城牌 老四川 郫県豆板醤 380g
豆板醤発祥の地・四川省郫県の本場の味わいを楽しめる商品です。そら豆と唐辛子をじっくり熟成させており、芳醇な香りと深いコクが特徴。プロの中華料理人からも支持が高く、本格的な四川料理を作りたい方におすすめです。
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
価格 | 600円前後 |
特徴ポイント | ・本場郫県の伝統製法 ・まろやかな辛さと深いコク ・使いやすい容量で初めての郫県豆板醤に最適 |
2. 三明物産 郫県豆板醤 250g
3年以上の長期熟成により、黒褐色の色合いと濃厚な旨味が特徴の高級郫県豆板醤です。刺激的な辛さではなく、まろやかで深みのある味わいが魅力。プロ仕様の大容量サイズで、本格的な中華料理店の味を再現できます。
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
価格 | 900円前後 |
特徴ポイント | ・3年以上の長期熟成 ・濃厚な旨味と深い味わい ・プロ仕様の大容量サイズ |
3. 丹丹 ピー県豆板醤 200g
伝統的な製法で作られた郫県豆板醤で、マイルドな辛さと自然な甘みが特徴です。国内の味噌に近い風味があり、和風料理のアレンジにも使いやすい一品です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
価格 | 400円前後 |
特徴ポイント | ・優しい辛さで食べやすい ・和風料理にも合う味わい ・コストパフォーマンスが良好 |
4. ユウキ食品 四川省ピィ県産豆板醤 1kg×12個
微粒タイプで使いやすい郫県豆板醤です。長期熟成によるコクと旨味を活かしつつ、現代的な使いやすさを追求した商品。スープや和え物など、幅広い料理に活用できます。
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
価格 | 19,000円前後 |
特徴ポイント | ・微粒タイプで使いやすい ・本場の味わいを現代風にアレンジ ・様々な料理に活用可能 |
5. 川老匯 郫県紅油豆板醤 1kg
素材の食感を残した粒入りタイプの郫県豆板醤です。唐辛子の風味と食感を楽しめ、炒め物や煮込み料理に最適。酸味のある料理や魚料理との相性が特に良好です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
価格 | 700円前後 |
特徴ポイント | ・粒入りで食感も楽しめる ・魚料理との相性抜群 ・大容量でコスパ良好 |
コスパ重視の大容量タイプ5選
1. ユウキ食品 四川豆板醤 500g
化学調味料・保存料無添加で、本格的な四川の味わいを楽しめる大容量タイプです。種類の異なる唐辛子をブレンドすることで、深みのある辛さと豊かな風味を実現。色鮮やかな見た目も料理の食欲をそそります。
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
価格 | 700円前後 |
特徴ポイント | ・無添加にこだわった本格派 ・コクのある辛さが特徴 ・大容量でコスパ抜群 |
2. テーオー食品 四川豆板醤 1kg
創業100年以上の老舗が作る、独自製法の豆板醤です。深みのある味わいながら、程よい辛さで使いやすいのが特徴。カレーやラーメンのアレンジにも活躍する万能選手です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
価格 | 900円前後 |
特徴ポイント | ・老舗メーカーの安定した品質 ・使いやすい程よい辛さ ・和風・洋風のアレンジにも対応 |
3. 味の素 CookDo 豆板醤 1kg
プロ仕様の本格的な味わいを、大容量パックで楽しめる商品です。辣醤(ラージャン)とそら豆麹を合わせて熟成発酵させており、豊かなコクと深い味わいが特徴です。
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
価格 | 3,000円前後(1kg×2個) |
特徴ポイント | ・プロ仕様の本格的な味わい ・熟成発酵による深いコク ・まとめ買いでさらにお得 |
4. 友盛貿易 四川豆板醤 1kg
台湾の老舗メーカーによる、スッキリとした塩味が特徴の豆板醤です。塩分を抑えた味付けで、和風料理のアレンジにも使いやすいのが魅力。大容量パックでコストパフォーマンスにも優れています。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
価格 | 1,800円前後 |
特徴ポイント | ・すっきりとした塩味 ・和風料理にも使いやすい ・業務用でコスパ良好 |
5. オーサワジャパン オーサワの豆板醤 85g
国産原料にこだわった大容量の豆板醤です。福島県産の唐辛子や国産大豆を使用し、添加物を一切使用していないのが特徴。優しい辛さと自然な旨味を楽しめます。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
価格 | 500円前後 |
特徴ポイント | ・国産原料100% ・無添加・化学調味料不使用 ・自然な味わいが魅力 |
豆板醤を使いこなそう!基本の使い方とおすすめレシピ
豆板醤は中華料理の定番調味料ですが、和風・洋風のアレンジにも活用できる万能選手です。ここでは基本の使い方と、人気レシピをご紹介します。
基本の炒めものレシピ3選
1. 本格麻婆豆腐
豆板醤を使う際のポイントは、最初に油で炒めること。香りと辛みが引き立ち、より本格的な味わいになります。
材料(2人分) | ・絹豆腐 1丁 ・豚ひき肉 200g ・豆板醤 大さじ1 ・にんにく(みじん切り) 1片 ・生姜(みじん切り) 1片 ・長ねぎ(みじん切り) 5cm分 ・サラダ油 大さじ2 ・鶏がらスープの素 小さじ2 ・酒 大さじ1 ・醤油 大さじ1 |
---|
【作り方】
1. フライパンに油を熱し、豆板醤を弱火で炒めて香りを出す
2. にんにく、生姜を加えて香りが立つまで炒める
3. ひき肉を加えてほぐしながら炒め、色が変わったら調味料を加える
4. 一口大に切った豆腐を加え、優しく混ぜ合わせる
5. 最後に長ねぎを加えて完成
2. 簡単ピリ辛もやし炒め
豆板醤を使った手軽な副菜レシピ。シャキシャキした食感と辛みが食欲をそそります。
材料(2人分) | ・もやし 1袋 ・豆板醤 小さじ1 ・ごま油 小さじ2 ・塩 適量 |
---|
【作り方】
1. フライパンにごま油を熱し、豆板醤を弱火で炒める
2. もやしを加えて強火で手早く炒める
3. 塩で味を調えて完成
3. 本格回鍋肉(ホイコーロー)
豆板醤の辛みと豚肉の旨みが絶妙にマッチする、中華の定番メニューです。
材料(2人分) | ・豚バラ薄切り肉 200g ・キャベツ 1/4個 ・ピーマン 2個 ・豆板醤 大さじ1 ・甜麺醤 大さじ1 ・醤油 大さじ1 ・酒 大さじ1 ・砂糖 小さじ1 ・サラダ油 適量 |
---|
【作り方】
1. 豚肉は一口大に切り、キャベツは大きめのざく切り、ピーマンは細切りにする
2. フライパンに油を熱し、豚肉を炒める
3. 豚肉に火が通ったら一旦取り出す
4. 同じフライパンで野菜を炒める
5. 野菜がしんなりしたら豚肉を戻し入れ、調味料を全て加えて手早く炒め合わせる
意外な使い方&アレンジレシピ
豆板醤は中華料理以外でも活用できます。以下のような使い方もおすすめです:
■和風アレンジ
・冷奴に豆板醤をのせる
・豆板醤マヨネーズで和風ディップソース
・お味噌汁に少量加えてピリ辛に
■洋風アレンジ
・パスタソースのアクセントに
・オムレツやスクランブルエッグの味付けに
・ハンバーグソースにプラスしてピリ辛に
■その他の活用法
・焼肉のタレに加えてコクをプラス
・ドレッシングのアクセントに
・餃子のタレのベースに
よくある疑問・まとめ
豆板醤に関するよくある疑問
Q. 豆板醤の賞味期限はどのくらい?
A. 未開封の場合、以下が目安です:
・チューブタイプ:約1年
・瓶タイプ:約2〜3年
開封後は冷蔵庫で保存し、チューブタイプは1ヶ月、瓶タイプは2ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。
Q. 豆板醤は生で食べられる?
A. はい、加熱せずそのまま使用できます。ただし、炒めて使用すると香りと辛みが引き立ちます。生で使用する場合は以下のような使い方がおすすめです:
・餃子のタレ
・冷やしサラダのドレッシング
・冷奴のトッピング
Q. 豆板醤が無いときの代用品は?
A. 急な代用として以下の組み合わせがおすすめです:
・味噌(大さじ1)+一味唐辛子(小さじ1)+醤油(小さじ1/2)
・コチュジャン+醤油
ただし、本来の豆板醤とは風味が異なりますので、あくまでも緊急時の代用としてお考えください。
豆板醤の保存方法
豆板醤を長く美味しく使うためのポイントをご紹介します:
■開封後の保存方法
・必ず冷蔵庫で保存
・瓶の口やキャップをきれいに拭く
・スプーンは清潔なものを使用
・空気に触れる面積を減らす
まとめ:用途別おすすめ豆板醤
最後に、用途別のおすすめをまとめます:
■初心者におすすめ
・S&B 李錦記 豆板醤(チューブ)
・キッコーマン 豆板醤
→ 使いやすい容器で程よい辛さ
■本格中華料理を作りたい方に
・山城牌 老四川 郫県豆板醤
・三明物産 郫県豆板醤
→ 本場の味わいを楽しめる
■毎日の料理に活用したい方に
・ユウキ食品 四川豆板醤 1kg
・テーオー食品 四川豆板醤
→ コスパが良く使い勝手抜群
豆板醤選びは、自分の用途や好みの辛さに合わせて選ぶのがポイントです。この記事を参考に、ぜひお気に入りの一品を見つけてください。
※本記事でご紹介している商品の価格は記事作成時点または更新時点での調査に基づいています。市場の状況により、販売価格が変更されている可能性がございます。
ご購入の際は各販売店やメーカーサイトにて最新情報をご確認ください。